活動報告

広報部会(9月30日)

「先見企業」取材発表会
~西三河・東三河・名古屋第5支部編

東三河支部の取材発表の様子

東三河支部の取材発表の様子

取材を通じて「先見企業」を学ぶ

今回は東三河・西三河・名古屋第5支部の発表を豊橋市民センターで開催しました。

東三河支部は、家庭用・工業用ミシンの販売及びメンテナンスを行っている大羽ミシン社長の大羽弘志氏を取材しました。業界では、時代と文化の変化に伴いミシンの使用者が減ってきています。そのなかでミシンの可能性を追求し、新しいビジネスモデルを創造し、人とのつながりを創出する事業へ向けた取り組みを紹介しました。

西三河支部では、瓦の金型を製作する伊藤技研社長の伊藤信夫氏を取材しました。業界の先細りに対し生き残りを宣言し、工場を新設して最新機械を充実させたり、後継者を育て地域の文化産業として瓦産業を守り続けたりしていること。そして伊藤氏にとっての先見企業とは、「イノベーションによって新商品を生み出したり、様々な付け足しの付加価値ではなく、その道のどこにも負けない技術を磨き、雇用と後継者を育成すること」と紹介しました。

名古屋第5支部は、在学中からソフト開発やネットサービスなど手がけて起業したコネクティボ社長・平野智裕氏を取材。平野氏の考える先見企業は、会社の内外や行政の動きを見て先を読む「変化し続ける企業」であることが報告されました。

取材と発表を通じて感じたのは、「同友会らしい先見企業~労使見解・経営方針・雇用・納税・環境・平和」を常に意識し、情勢を正しく認識して的確な戦略を持ち、判断を下すこと。自社としてそれをどのように実践していくかを改めて考えさせられました。

アクシス  河地 一夫