活動報告

女性経営者の会(10月25日)

女性の活躍で地域が変わる
~強みを生かし未来へ繋がる企業へ

高橋 栄美氏  光栄運輸(株)

会社も家庭も「人を育てる」という意味では同じ

会社も家庭も「人を育てる」という意味では同じ

社会参加を志して

10月の女性経営者の会は、フォーラム分科会実行委員会と合同で開催しました。11月のフォーラム分科会で報告いただく沖縄同友会の比嘉ゑみ子氏の課題をより身近に感じようという主旨のもと、分科会と同じテーマで、光栄運輸の高橋栄美氏に報告をしていただきました。

結婚を機に東三河へ移り住んだ高橋氏は、出産・育児の過程で社会とのつながりが薄くなることに不安が募り、メール便の配達事業請負として個人創業しました。その後、他の運送会社からの委託で地元百貨店の商品を個人宅へ配送する仕事も請け、やがて商品管理を含めたすべての配送作業を請け負う会社の経営を任されるようになります。

しかし、その百貨店が閉店することに伴い仕事の大部分を失います。会社をどうしていくかを社員と話し合う中で、渥美半島の農作物を東三河の飲食店やスーパーに直に販売する新たなブランド「半島物語」を立ち上げました。

働きやすい環境づくり

光栄運輸には、出産・育児を経て社会に出る女性社員も多く勤めています。女性の働きやすい環境づくりのため、1つのルートを複数の社員で手分けすることで、1人が短時間で終われるようにし、また誰かが休んでも他の社員でカバーできるようにもするなど、多くの工夫をしています。

最後に高橋氏は「あなたの会社の女性社員は輝いていますか」と問いかけました。

グループ討論では「女性・母親・経営者として地域とどう関わっていきますか」のテーマで意見交換しました。女性の視点で見ると、会社も家庭も「人(社員・子供)を育てる」という意味では同じようなものではないか、などの感想が出されました。