活動報告

広報部会(5月31日) 中同協総会の魅力

青木 義彦氏  (株)サンテック

全国の仲間と同友会運動の成果と課題を議論

企業を取り巻く情勢

5月の広報部会は「中同協総会の魅力」をテーマに行われ、中同協総会実行委員長であるサンテックの青木義彦氏に報告いただきました。

中同協(中小企業家同友会全国協議会)は、各県の同友会による協議体です。決定事項は総意で行われ、同友会での運動の定義をし、実働の指示などは行いません。全国同友会の中でも、会員数の多い愛知同友会は恵まれているといわれています。

そんな愛知でも、経済の大きな部分を動かしているトヨタが2050年ビジョンにガソリン車販売数のゼロを掲げていることや、グローバル化による価格競争の問題、人口の減少など、情勢の変化は多岐にわたります。

このように非連続性の高い情勢においてこそ、同友会が労使見解に基づく人を生かす経営を目指す意義は大きいといえます。自社に関わる地域をどう考えるか、同友会の歴史も振り返りながら学びを深めることが必要です。

一人ひとりが主体者

同友会運動として、一人ひとりが生活環境を主体的に考え、仲間と議論し、国に働きかけ、地域をより良くしていくことが求められています。

総会の議案書では専門家の情勢分析などを基に新年度方針が作成され、議案書の項目に関連した分科会が設営されます。青木氏は、自社の本当の経営課題を問うための機会として、総会への参加を熱く呼びかけました。

グループ討論では、中同協総会の魅力を各支部にてどう伝えるかを議論しました。

多岐にわたる有用な情報を基に、普段は関わりのない会員とも議論し学びを深める。そして、一人ひとりが主体者として社業や同友会運動にて「良い経営環境」を創っていく。そうした魅力や意義を広く会員に伝えることで、総会の成功に貢献する意思を新たにした部会となりました。

(有)花井養鶏場  花井 寿仁