活動報告

中区北地区、ダイヤモンド部会合同例会(8月23日)

同友会と歩んだ「豆福」の39年
~経営に同友会を活かす

福谷 正男氏  (株)豆福

豆菓子への想いを語る福谷氏

事業を通して恩返し

8月のダイヤモンド部会は、部会長の福谷正男氏が報告者を務める中区北地区8月例会に参加する形で開催しました。

福谷氏は大学卒業後、豆菓子製造会社の2代目として入社。社長就任後は小売店やデパート出店、料理教室やメルマガでの情報発信など、「自社製造・自社販売」「お客さん目線」にこだわり、「豆福」を高級豆菓子ブランドに育て上げました。

「豆」は日本の伝統的な食材です。福谷氏は「豆菓子」を通して、日本古来の食文化や豊かな時間を届けることが使命だと語ります。報告からは、そんな福谷氏の「豆」への愛情が伝わってきました。

愛知同友会の副代表理事も務めた福谷氏は、「困っていると、誰かが手を差し出してくれる」のが同友会だと語ります。「平成の米騒動」と言われた1993年は記録的な冷夏で大豆も不作となり、同友会のネットワークを活用して北海道同友会の農業経営部会を視察。現地の大豆の不作状況を情報収集し、危機を回避したと振り返りました。

「生きていくことは、人生で借りた『借り』を返すこと」という信条のもと、相手に何ができるかを考え、同友会で学びながら愚直に実践してきた福谷氏の歩みが伝わる例会でした。