意識が変われば会社も変わる
~経営者が幸せと感じれば社員も
近藤 慶子氏 東海のぼかん
自分自身と向き合い気づいたこと
女性経営者の会「愛彩」10月例会では、東海のぼかん代表の近藤慶子氏に報告いただきました。
近藤氏は、のぼかん(上流観名法)との出会いにより、自分自身と真摯に向き合うことから、生きることの大切さに気づいたといいます。
近藤氏は大家族の中の守られた環境で育ちましたが、心はいつも満たされていませんでした。そんな時、のぼかんに出会い、自分の苦しいこだわりもその個性にあったとわかります。同時に、大家族の個々の個性も理解できたことにより、それぞれの持つ苦悩や努力の世界をも理解できるようになりました。
さらに、同友会での学びにより、のぼかんでの気づきは経営者や会社組織にも活用できることがわかりました。
のぼかんの講師業としての営業活動の中で、近藤氏は「何でもできます」は「何もできません」に等しいことに気づきます。自分の個性を理解すれば弱みは強みに変わり、「何でもやれます」が、「これに特化しました」に変化しました。自分を知ることが、仕事に向き合う力になるのです。
行き詰まったら原点へ
今、近藤氏自身も個人事業主から会社へと、その形態が変わろうとしています。自分の原点を知ると意識が変わり、社員の可能性を引き出すことにも役立ちます。
人は今までの経験や教えを基本とし、現在の生活や仕事にその情報を活かし、考えをめぐらしています。その考えに行き詰まったときは、原点に戻ることが大事なのではないでしょうか。
何のために生きるのか。何のために経営しているのか。社員の個性と私たち経営者はどのように向き合っているのか。その個性をしっかり生かせているのか。報告の中にあった近藤氏の「社員は社長の鏡」という言葉が印象的でした。
(株)ケアコンシェルジュ 江上 幸江