活動報告

どうゆうき

▼同友会に入会して23年が経ちました。入会の動機は「人が欲しい」との思いでした。そんな場がどこかにないかと捜していたところ、「同友会なら人が採れるよ」と紹介され、その日に事務局に駆け込み即入会したのです

▼さっそく共同求人に申し込み、締切が過ぎていたのですが、会員の皆様が弊社のパンフレットを求人資料に挟み込みしてくれました。幸い初めての企業展にて6人の学生を採用でき、この経験が今も継続できている力になっています。「人は城、人は石垣」と申します。企業は人無しでは成り立ちません。同友会で言う労使関係に基づく企業経営の大切さです

▼私が子供の頃、戦争孤児となった2人のいとこを両親が引き取り、兄弟合わせて9人の子供たちを分け隔てなく育ててくれました。この両親の背中を見て育ち、私は人間を大切にすることを学びました。労使関係を言う前に、まず人としてどうあるべきかを考えなければいけないと思います

▼同友会での経験を振り返ると、一番大変だったのは、稲沢地区を立ち上げた時です。13名から出発したこの地区を、どう守り抜くかに苦労しました。幸い素晴らしい先輩や仲間に恵まれたお陰で乗り切れました。全ての方が師であり、先生でした。学び方を学び、自社で少しずつ実践してきた結果、年商では5倍の企業に成長できました。役を頂いて真摯に取り組んだ成果だと感じています

▼今年私は70歳となりますが、死ぬまで勉強するつもりです。副会長を退任するにあたり、後に続く方々には積極的に同友会に関わってもらいたいと思います。

副会長  山田 博比古