活動報告

第19期役員研修大学 ガイダンス(4月16日)

同友会の「役員」とは ~学び方を学ぶ

馬場 愼一郎氏  データライン(株)

同友会理念を信頼し疑問や考えは大切に

第19期役員研修大学が開講されました。ガイダンスでの馬場愼一郎氏の報告を紹介します。

自分の言葉で語る

2018年度県方針には「同友会運動とは経営活動を通してより良い社会を実現するためのもの」とあります。同友会の役員は「同友会運動の主体者」として、同友会で語られる言葉を理屈ではなく自分の言葉で語ることが重要といえます。

そのためにも会員報告や会活動で得た「個別具体的事例」を、「共に育つ」や「自主・民主・連帯」など同友会の考え方にあてはめ、自社に置き換えた上で実践するという「現象→本質→現象」のプロセスを意識的に踏むことが必要ではないでしょうか。

また、たとえ今は理解できない考え方でも、過去何万人もの経営者が議論し積み上げてきた同友会理念の正しさを信頼しつつ、自身が持つ素直な疑問や考えを大切にしながら自問自答し続けることによって、次第に言葉の説得力が増し、「語り部」となっていくのです。

学びのスイッチをONに

同友会は、単なる経営者セミナーではありません。自社を良くするために会員一人ひとりから学ぶ気概と、仲間の会社を1社も潰させないという「連帯」の精神で会活動をする場です。

役員研修大学では、1年を通した講座や全国会合への参加を通じて、同友会理念の背景にある本質や企業実践を学び、会社を発展させることで「語り部」となることを目指します。

ここの主役は受講生の皆さんであり、日々の同友会活動の意義や経営者の資格について、ぜひ主体的に学びを深め各社で実践してほしいと思います。