活動報告

第19期役員研修大学第6講座(10月15日)

共に育つとは

石塚 智子氏  (有)ソフィア企画

「様々な実践が共に育つ風土につながっている」と石塚氏

第19期役員研修大学・第6講座の石塚智子氏の報告を紹介します。

心理的安全性の担保が信頼関係へ

自社は、ガス会社の販売促進支援をする広告製作会社です。起業当初より女性の力を活かすことを軸とし、女性スタッフのみで、生活者の視点での販促物製作やガスによる生活提案など事業展開してきました。

また、家庭を大切にしながら働けて、社員と共にやりがいと誇りをもって働けるための、労働環境の整備も進めてきました。例えば、仕事の細分化や時間管理など、「時間の使い方は命の使い方」と捉え、様々な工夫をしています。

こうした取り組みには、「チームソフィア」としてお互いさまの気持ちをもつことが大切で、社員一人ひとりが他者への心遣いや共感、理解力を醸成することが不可欠といえます。

そのためには社員の「心理的安全性」を担保することが重要なのです。このように、社員がプライベートも含めて「自分を出しても大丈夫」と安心できることで、社内の信頼関係が生まれ、共に育つ社風へとつながっていくと感じます。

共育のスタートは経営者の自己革新

「共に育つ」とは、学ぶ姿勢、豊かな人間性を大切にする姿勢、信頼関係を重んずる姿勢を社風として共有できることです。

そのためには、何より経営者自身が人間尊重の基本に立ち、人間的に育つことであると認識し、日々自己革新に挑戦することが重要であるといえます。