SDGsを学ぶ
和田 勝氏 (株)トータル・サポート 瀬戸
同友会が取り組む理由
広報部会では政策委員長の和田勝氏に、持続可能な社会づくり、とりわけSDGsについてお話しいただきました。
SDGsはSustainable Development Goalsの略称で「持続可能な開発目標」と訳され、国連で定めた2030年までに達成するべき17の目標と169のターゲットがあります。その目的は、「将来世代のニーズを損なうことなく、現世代のニーズを満たして」いくことです。
同友会がSDGsをテーマに取り上げた理由は、両者の目指す社会が通底しているからです。労使見解の人を生かす経営は、SDGsの目標「働きがいも経済成長も」に、また、中小企業憲章草案の10ある指針のひとつである「持続可能な社会をめざす」は、SDGsそのものに当てはめることができます。労使見解は1975年、憲章草案は2010年に作成され、SDGsの採択は2015年。このように、時代の中心に同友会運動が来ており、私たち会員は、これまで通り同友会らしい企業づくりに取り組めばよいといえます。
これまで通りの実践を
日本はジェンダー平等の実現、エネルギー問題、食糧自給などが世界的にも遅れており、アクションプランが制定されています。具体的には働き方改革や生産性の向上などです。
中小企業各社がSDGsの全項目に対応することはできませんが、同友会には障害者雇用に取り組む企業、同友エコに取り組んでいる企業など様々あり、全体で見れば多くの項目に取り組んでいることにもなります。
SDGsは同友会の目指す社会づくりへの追い風です。この風を受けるには、これまで通りの実践と、SDGsに取り組んでいるという発信が求められるといえます。
安藤不動産 安藤 寿