活動報告

第20期役員研修大学 第8講座(12月16日)

情報が自社の未来を変える

宇佐見 孝氏  宇佐見合板(株)

「情報創造」から「価値創造」を行う視点が大切

第20期役員研修大学・第8講座、宇佐見孝氏の報告を紹介します。

情報から価値を生む

皆さんが同友会に入った理由は何ですか。簡単にいうと「会社を変えたいから」ではないでしょうか。

会社を変えるには、投資がつきものです。どこにどれだけ投資をすべきかを判断するのに必要なものは「情報」です。世の中に無限にある情報の中から必要なものを掴み、精査・分析し、戦略に生かして「価値(成果)」を生み出すことが企業の発展にとって非常に重要です。

同友会の商品ともいえる「情報」は、毎月の例会や郵送物(同友Aichiや各種アンケート結果の資料)などに溢れています。皆さんは、そんな「よい会社、よい経営者になるための情報」から「価値」を生んでいますか。

自社では、「景況調査」の結果を参考に採用する時期や銀行からの借り入れ時期を決めたり、賞与調査を自社の賞与額を考える基準にしたりと活用しています。

「伝力」で会社を良くする

同友会では、良い経営環境をつくるため、中小企業の情報を収集・分析し、的確なタイミングで発信しており、これを「情報創造」と呼んでいます。実は中小企業の情報は、データが少ないため社会にあまり知られていません。その中で、景況調査や政策要望を通して中小企業の現状を発信することで、「中小企業といえば同友会」という認知が広まり、中小企業の声が社会に届けられています。

また、私は経営者こそ「伝力(伝える力)」が大切だと思います。皆さんは、社員や仕入れ先、顧客、金融機関に経営理念や自社の強みを伝えていますか。同友会内で、自社の困りごとを発信し、それらを伝えていますか。その結果、会社は良くなっていますか。同友会での学びの中からこれらの必要性が見えてくるはずです。ご一緒に情報から価値を生み出し、会社を変えていきましょう。