活動報告

広報部会「肌で感じた仲間の奮闘 2」(1月6日)

「同友会らしい先見企業」取材発表(2)

(名古屋第2、第4、第5支部編)

3社3様の取材報告が行われる

会社の方向性を明確に

1月広報部会では前月に引き続き「同友会らしい先見企業」の取材発表が行われ、名古屋第2、第4、第5の各支部が報告しました。

名古屋第2支部の取材先は老舗の洋菓子店を営むオランダ製菓の伊與田哲也氏。3代目代表の伊與田氏は、同友会入会後すぐに指針書の作成に取り掛かり、社員からの忌憚ない意見にも耳を傾け指針書を作成し、社内で発表。それにより会社の方向性が明確になり、会社の粗利率も上昇したそうです。また会社の安定化に必要なBtoBの仕事も指針書に明文化し、話が来るようになったといいます。目標を具体化・明確化することにより会社も良くなるという取材発表でした。

会内のつながりを活用

名古屋第4支部は三和梱包運輸の橋本憲佳氏を取材。運送業界の労働環境改善や、自社を良くしようと同友会に入会した橋本氏は様々な会活動に参加し、全国にその範囲を広げて知り合いを増やし、会社の売り上げも10倍以上に伸ばします。きれいな会議室や打ち合わせ室がある配送センターの建設で、経営者と社員の間だけでなく社員同士のコミュニケーションもとりやすくなったといいます。同友会の情報を上手に活用して働きやすい環境を整えるなど、橋本氏の努力・奮闘が伝わる取材発表でした。

名古屋第5支部の取材先はFLAGの津田浩生氏。飲食業界で中小企業が生き残るには健康とブランド化が大切と発信していたところ、志を同じくした会員企業が連携。しじみの効能を活かした「明日のためのしじみばか」というインパクトのある名前で飲食店をオープンし、メディア等も活用して連日大盛況となっているそうです。1社では難しいことも、同友会でその考えを発信することで想いに共感する仲間が集い、各社の役割を生かして目標を実現できるという取材発表でした。

3支部それぞれに同友会の活かし方があり、学びの多い部会となりました。

(株)荒牧設計事務所  荒牧 伸次