原点回帰 未来を育む愛・知恵（愛知へ）
５０年の節目の年に
来る６月２９日、第２４回女性経営者全国交流会（以下、女全交）が地元・愛知で開催されます。愛知県での開催は初めてです。
２０２１年は同友会の女性部活動において節目の年です。全国に先駆けて始まった愛知同友会の女性部活動は、１９７０年に女性経営者や経営者夫人が複式簿記の勉強会を開催したことに端を発します。
ここから全国の同友会へ女性部活動が広がりました。愛知同友会では婦人部から女性部、男女共生委員会、そして現在の『愛彩』へと時代に合わせ、内容を変えながら歩を進め、今年が５０周年の節目を迎えました。
この節目の年に、愛知同友会で女全交を開催できることに、期待と感謝の気持ちを持って臨みたいと思います。
製造品出荷額４１年連続１位の陰で
ジェンダーギャップ指数が１５３カ国中の１２１位といわれる日本の中でも、愛知県は特に大きな課題があります。都道府県別製造品出荷額が４１年連続で１位を維持している一方で、女性の就業率が５３.７％（全国４０位、２０１９年）、２０～３４歳における男性を１００とした場合の女性比率が８９.５（全国４３位、２０１７年）です。この低迷の原因は若年女性が東京や海外へ流出するからです。男性の長時間労働と、女性の家事・育児プラス子育て後のパート労働を是とする日本型ジェンダー構造が、根強く女性活躍推進を阻むといえます。
労使見解にジェンダーの視点を
今回の女全交では、同友会が１９７５年から提起し続けてきた「労使見解」にジェンダーの視点を入れ、多様な人の可能性を最大限に広げる土壌をつくることを目指します。ポイントは「労使見解」の時代に合わせた読み解きです。全国の仲間と共に学び、ポストコロナの時代に、多様性に富む持続可能な企業づくり、社会づくりへのきっかけとしたく思います。
「女全交in愛知」にぜひ、ご参加ください。
第２４回女性経営者全国交流会
| 開催日 | ６月２９日（火） |
|---|---|
| 形式 | オンライン開催 |
| 参加費 | ８,０００円（予定） |
| 参加特典 | 基調報告と全分科会のアーカイブ視聴報告集（冊子） |
