活動報告

広報部会「地域と共に歩む中小企業」(1月12日)

吉田 幸隆氏  エバー(株)

これまでの学びで未曾有の事態にもすぐ行動へ移す

業種を超えて連帯

1月広報部会は「地域と共に歩む中小企業」というテーマで、エバーの吉田幸隆氏に報告いただきました。

地域に根差す中小企業として常滑市に本拠地を置く吉田氏の会社は、様々な問題を抱えながらも同友会や地元の商工会議所などでの活動を通じ、学びを実践しながら社員と共に問題解決に取り組んでいます。

そんな中、新型コロナウイルスの感染が拡大。一番打撃を受けた飲食業界には同友会の会員も多く、仲間から助けを求める声がかかると、吉田氏らはいち早く飲食業関連研究会を立ち上げ、仲間のために動き出します。製造業と飲食業、業種は違えどこのコロナの難局を打破したいという強い思いに心打たれ、仲間のために何かできないかと奔走します。

カーマルシェのイベントなどでは、飲食業関連研究会と地域、会社が一体となって取り組むことで、仲間や地域との連帯感や、社員のモチベーション向上にもつながったといいます。

主体者としての自覚を

報告の中で「自助・公助・共助」という言葉がありました。自分たちの力で打開していこうという気持ち、助成金など政府からの情報を自ら取りに行く行動力、そして仲間と共に助け合っていくということが、今回のような危機的状況において重要だということを強く感じました。

また、平時での同友会の仲間との信頼関係や地域との関わりがあったからこそ、すぐに行動することができたのだと思います。

コロナだけではなく地震などの災害やあらゆる状況において、会社を守る、雇用を守る、地域を守る、その主体者となるべく同友会で学んでいこうと思える内容でした。

ふうせん工房  夏目 圭