活動報告

広報部会「これからの同友会づくり」(2月2日)

地域を考え行動する仲間づくり

矢田 賀也氏 (株)サン・エネルギー・サービス

誰のための会活動か

2月の広報部会は「これからの同友会づくり~地域を本気で考え共に行動する仲間づくり」をテーマに会員増強推進本部と合同でオンラインにて開催され、会員増強推進本部長でサン・エネルギー・サービス代表取締役の矢田賀也氏に報告いただきました。

新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、会員増強においても厳しい状況が続いています。こんな時だからこそ、会員一人ひとりが真摯に同友会活動と向き合う必要があると矢田氏は話します。誰のための同友会活動かを考え、「自分のことだけを考える町ではなく、皆が地域のことを考える町」が良いと考える。それが増強であるといいます。自らの体験も交え、「誘う方も誘われる方も入口が大切」と丁寧な対応を呼びかけ、「人が増えると情報が集まる。同友会で得た経験や情報を自社で実践すれば会社が良くなる。良い会社が増えれば地域が良くなる」と会員増強のポイントを伝えました。

諦めずに取り組む

次に、会員増強推進本部の活動方針とコロナ禍での増強活動について解説。地域から必要とされる同友会とは、「人を生かす経営」を地域へ活かしていくこと。良い会社が増えて地域が良くなるためには自己変革が必要で、オール愛知でこれに取り組むこと。地域の抱える課題を同友会のネットワークで解決し、地域を守る。そのことを真剣に考える企業を増やしていくことが増強活動であり、同友会づくりでもあると話しました。

コロナ禍で自社も大きなダメージを受け、悩んだ時期もあったという矢田氏。「すべてをコロナのせいにしてはいないか。今しかできないこと、今できることを考え行動し、会社を守った。会社と同友会は不離一体。コロナ禍だからと、どちらかを諦めることはできない。一番怖いのは何もしないこと。今できることを考え、諦めずに取り組むことが必要。そのために、厳しい時でも会員増強を推進している。その行いが後々の推進力となる」と語りました。

経営者の器を広げる

最後に、会員増強の意義として、「同友会には5年後の自分(目指す人間像としての会員)と5年前の自分(不安を抱いている会員)がいる。目指す会員に話を聞くだけではなく、不安な会員の話も聞くことで経営者としての器を大きくすることができる。それを自社でも地域でも意識し、発展させていくことで、自らが活躍できる場所をつくっていく。豊かな社会をつくるには人が必要である」と話し、報告を締めくくりました。

グループ討論では、地域を切り口に会員増強推進本部員と広報部員とがそれぞれの立場から会員増強について討議し、学びを深め、情報交換しました。今後も定期的な開催を願う声が上がるなど、充実した会合となりました。

昭和食品(株) 長谷川 慎也