活動報告

広報部会「新年度方針と2021年を占う」(3月1日)

新代表理事が方針と自社経営を絡め語る

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

加藤氏当日パワーポイントより 抜粋

変わらぬ「人間尊重」

3月度広報部会は、2021年度代表理事予定者の加藤昌之氏(加藤設計・代表取締役)にお越しいただき、新年度の同友会の活動方針を自社のこれまでの経営と絡めてお話しいただきました。

新型コロナウイルスの影響により社会は大きく変わりました。しかし、ワクチンができ、コロナによる死亡や重症化のリスクが抑えられるようになれば、経済はまた回り始めます。その時、取り巻く社会は一変しています。

米国はバイデン大統領に代わり、日本も菅義偉首相がカーボンニュートラルに言及するようになりました。未来は「脱炭素社会への転換」、「人権と平和」、そして、DX(デジタルトランスフォーメーション)などの技術が更に発展していきます。

そのような中でも、同友会の方針の柱は「人間尊重」から変わりません。2021年度の愛知同友会のテーマは、「同友会らしい『人を生かす経営』で、自立型の地域企業へ」です。地域企業とは、「国民や地域社会からの信頼や期待に高い次元で応えられる自立型企業」とのことですが、そこには雇用を維持し、地域の暮らしを守ることが挙げられていました。

強みを強化し啓蒙する

加藤氏は同友会で「経営指針の作成」「人間尊重の経営」「自立型経営」などを学びました。それが、収益ビルやゼロエネルギービル、世界的な流れとなっている木造ビルの設計など、独自の強みを獲得することにつながります。設計事務所というと建設会社の下請けのような位置にあることが多い中で、企画、コンサルという別の力を持った自立型企業になっています。

加藤氏は愛知同友会の広報部長を務めていた時に、よく「情報創造」という言葉を口にしていました。これは「強みを強化して啓蒙する」ことだと定義され、その強みを広報の力で顧客や社会、また社員との信頼関係の構築につなげていくことが大切であるとお話しいただきました。

安藤不動産  安藤 寿