「学び」「働き」「生きる」そんな地域づくりをめざして
~「共育」の理念で合同企業説明会を開催
感染対策を徹底して
ウインクあいちにて3月24日、4月15日、5月10日の各日「合同企業説明会」を開催しました。会員企業34社が出展し、のべ302名の学生が来場しました。
日本経済新聞によると、2022年卒業予定の学生の内定率が5月1日時点で58.4%だったと発表。前年同月を8.2ポイント上回り、企業は人材確保に注力し、インターンシップの活用などで採用活動が早期化していることがうかがえます。
感染対策にも慣れ、リモートの活用や感染予防策を徹底して対面での説明会が開催されるなど、ウィズコロナの意識が定着しつつあることが分かりました。
同友会でも感染対策として学生と企業側の距離を保つために丸テーブルを利用し、飛沫防止のためにアクリルパネルを設置して行いました。
経営者自らが面談
対面での合同企業説明会は初めてという学生が多く、ガイドブックを見ながらブースを回っていました。会社説明会解禁前の2月に行った「業界研究会」での様子と比べ、各自で業界研究をし、おおよその業種・業界を定め、やりたいことは何なのかを意識しながら企業を探している学生が増えた印象でした。
就職活動を始めたばかりの学生は、企業名や仕事内容を聞いてもなかなかイメージが掴めない様子ですが、会社訪問などで実際に仕事をしている人を見て、また商品を手に取って説明を受けることで、その表情は大きく変わります。
中小企業に興味がないわけではなく、「知らない」だけかもしれません。4月と5月の説明会は参加者も多く、1人で何社も回る学生もいるなど、真剣さが伝わりました。
企業理念に共感
同友会会員企業の採用は、永続企業を目指すために10年ビジョンを作成し、採用計画に基づいて求人活動をしています。また一人ひとりの学生に向き合うことを重要視しています。学生の感想からは、会社同士のつながりがあるため、就きたい業種に近い企業や、自分に合いそうな会社を勧めてもらえて嬉しかった、との声がありました。
共同求人参加企業は自社の理念に共感した学生を迎え入れたいと願っています。今後も学校訪問を強化し、講義で中小企業経営者の話を聞く機会を増やしたり、就職活動が始まる前の同友会インターンシップで働く意義を考えてもらったりすることを通じ、多くの場で中小企業の良さを発信できればと思います。