原点回帰
~未来を育む 愛・知恵(愛知へ)
全国から867名が参加
中同協主催の第24回女性経営者全国交流会(以下、女全交)が愛知同友会の設営で行われ、愛知からの363名を含む867名が参加しました。
愛知同友会で立ち上がった婦人部の活動が全国へ広がり、時代に合わせて内容を変化させてきた50周年の節目に、女全交を初めて愛知県で開催することになりました。
第一部では男女共同参画局長の林伴子氏、愛知県副知事の青山桂子氏ら来賓から祝辞やメッセージが寄せられました。
また石塚智子、佐藤祐一両実行委員長は「女全交の学びを実践につなげる切り口」として労使見解の実践、経営者の基本姿勢、企業での取り組みなどについて提起しました。
ジェンダー平等の実現へ
基調講演では、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所の山田美和氏が「誰一人とり残さない幸せの見える社会づくりに向けて~ポストコロナ時代に『労使見解』をどう読み解くか」をテーマに講演。
SDGsはすべての人の人権尊重が目的であり、目標を達成するためには民間セクターの役割は不可欠であることや、国際スタンダードに照らして「労使見解」の本質に触れ、女性や人権という切り口を交えた読み解きが紹介されました。
また今後、人を生かす経営を実践するために多様性や包摂性の視点を入れることや、ジェンダーギャップに焦点を当てることなど、同友会への提案や期待が話されました。
第二部では7つの分科会に分かれて学びを深め、第三部では各分科会の座長から学びの報告がされ、閉会挨拶が行われました。中同協女性部連絡会代表の久賀きよ江氏は、「コロナ禍で女全交の開催が危ぶまれたが、無事終了できたことに感謝しています」と喜びの言葉を述べました。
最後に、次回の女全交が行われる島根同友会より、実行委員長の原久子氏から呼びかけが行われ、閉会しました。
現地レポ―ト
オンラインで開催された女全交 in 愛知。当日の様子を、PDFファイルでご覧ください。