活動報告

第21期社員と学ぶ共育講座 事前学習会(6月17日)

なぜ共育なのか ~経営者としての責任

明石 耕作氏 (株)トヨコン

第21期社員と学ぶ共育講座の開講に向け、経営者を対象とした事前学習会が開催されました。共育委員長の明石耕作氏の報告を紹介します。

設立60周年に向けた中期スローガン

共育講座は経営者が学ぶ場

皆さんは共育講座に「社員を変えよう」と思って参加していないでしょうか。

共育講座は同友会の行事ですので、経営者が学び、自己変革を目指す場です。グループ討論では他社の社員と意見を交わし、その発言を自社の社員と重ね合わせ、社員の働く様子はどうか、自身の経営者としての姿勢はどうかと、振り返りながら企業経営に生かしていくことが大切です。

そして、一緒に講座に参加する社員に、「なぜあなたと一緒に参加したいのか」と、目的を伝えているでしょうか。社員個人の目的もあるでしょうが、経営者が期待を語りかけることで、参加する目的がより明確になります。また、講座後には必ず振り返りをすることで、より一層学びが深まります。

経営理念と社員を信じて

弊社は2014年に組織を再編し、新たに株式会社トヨコンとして再出発しました。同時に、経営理念を「価値の共創」へと改定しました。

翌年に、中堅社員を集めて「あした共創プロジェクト」を立ち上げました。経営陣の期待は新規事業創出だったのですが、出てきた提案は新システムを導入した新規顧客開拓の方法でした。当初は経営陣が求めていたものとの違いから後ろ向きでしたが、社員同士が毎日熱心に議論を交わす姿を見て、経営理念にある「社員の自主的・自発的な行動」を経営者が後押ししなければ、と提案を承認しました。現在は、その取り組みが表彰を受ける等、会社に良い影響を与えてくれています。

2024年に弊社は60周年を迎えます。中期スローガンは、「Connected TOYOCON」と掲げ、各方面と連携して新たな価値を生み出し、社員一人ひとりの成長をもって、変容し続ける企業を目指しています。

皆さんも、一緒に「経営理念」と「社員」を信じて、共に育ちませんか。