中小企業の身近さと働く魅力を学ぶ
高校生4人を事務局で受け入れ
愛知同友会事務局では、2005年から「中小企業を正しく知ってもらう」「学生の就業観を養う」ことを目的に、高校生インターンシップの受け入れを行っています。今年は菊華高校から2名、名古屋商業高校から2名、総勢4名を2日間受け入れました。
1日目は中小企業と同友会について学び、午後には会員訪問で経営者から理念や考え方を聞きました。2日目は、「その仕事が何のためにあるか」を確認しながら、資料の作成、全国行事の参加登録、同友Aichiの記事の執筆等、事務実務を行いました。
以下に実習生が執筆した「高校生から見た中小企業」を掲載します。この2日間の経験が、それぞれの未来に生きることを期待します。
◎菊華高校 2年生
最初に大企業と中小企業のイメージを考えたとき、前者はよくテレビで名前を聞き身近でたくさん思い浮かびましたが、後者は具体的には思い浮かばず、一部屋で仕事をしている会社が多いと思っていました。
実際に企業訪問でお話を伺ったところ、100人程いてとても驚きました。ヘッドフォンマイクをしてお仕事をされている社員さんもいらして、近代的で私が思い描いていた大企業のイメージとあまり変わらなかったです。
経営者のイメージも、怖くて厳しいと思っていましたが全く違い、私の話も親身に聞いてくださる思いやりのある方でした。
事務局員の仕事を体験して、一人ひとり、一つひとつの会社をよく見て、よく知ることは、未知のことが多く大変でしたが、一つひとつが誰かの役に立っているのならすごくやりがいのある仕事だなと思いました。私も丁寧に、こういう心持で仕事がしたいです。
◎菊華高校 2年生
私は事務の仕事に興味があったので、実際に体験してみたいと思い、この中小企業家同友会に2日間、インターンシップ生として体験させていただきました。
普段CMやテレビで見ている大企業とは違い、中小企業はどういった会社かイメージがつきにくかったのが実情です。
2日間のインターンシップを通して、仕事としての企業訪問や、実務体験、どれも実際に見聞きし、体験しないと分からないことがたくさんあり、より社会人になることについて学べたと感じました。
今回の体験で、自分の利より、人のためになる事を率先してできる人間になりたいという思いが強くなりました。
◎名古屋商業高校 2年生
私は最初、中小企業と聞いて「小さな個人のお店」「あまり知られていない企業」というイメージが思い浮かびました。けれど、インターンシップを通して中小企業のイメージが大きく変わりました。中小企業の数はとても多く、中小企業が日本の経済を支えている、とても大きな存在であることに驚きました。
中小企業の方のお話を実際に聞いて、経営者の方が同友会を活用して会社をより良くしていこうとされている思いが伝わり、その思いが日本をより良くすることにつながっていると思いました。私にとって中小企業とは「人生には欠かせない存在」になりました。
◎名古屋商業高校 2年生
私は今まで、生まれたころから当たり前のように身近にある中小企業について、深く考えるということはありませんでした。しかし今回、中小企業の経営者の方からお話を聞くことによって、身の回りのお店について深く考える機会をいただけました。
自分が思っているより中小企業は地域や私たち住民と密接に関わっていて、私たち以上に地域のことを思い、社会の将来を考えているというお話を聞いて、どんな会社でもそれぞれに経営理念があり、活動目的があり、常に社会のより良い未来を考えているということを学ぶことができました。