活動報告

どうゆうき

▼愛知同友会の産学連携の「人づくり」では、主に学校への会員経営者の講師派遣や、学校との連携でインターンシップの運営をしています。これらは学生に生きることや働く喜びを伝えるとともに、中小企業の魅力を知ってもらう目的があります。昨年度のインターンシップはコロナ禍で中止となりましたが、今年度は対面とオンラインの併用開催となりました

▼開催前に緊急事態宣言が発出されれば中止でしたが、開催途中だったため、学生、学校、各企業の判断に委ねるという異例の対応となりました。オンラインでのキックオフセミナーが終わった後、中止した学生や企業、オンラインへの変更やオンラインも併用、あるいは対面のみで続行、時間短縮や期間延長など、様々な異なる判断が下されました。どのような判断であれ、大変な葛藤や奮闘があったに違いありません。それだけに、今回のインターンシップでは、それらを通じ改めて同友会企業の魅力が浮き彫りになったと感じました

▼社員の期待や学生への想い、社内の安全確保など、人間尊重がベースにあるからこそ各企業は難しい判断を迫られたことでしょう。また、社員の育成の機会として準備に関わっており、単なるボランティア的なインターンシップではなく、共育への熱心さもうかがえます。このような困難な環境の中だからこそ、改めて同友会のインターンシップの魅力を感じることができ、学生や学校関係者の皆様にもそれが深く伝わったことと思います。来年のインターンシップへの参加をお待ちしております。

産学連携担当理事  水戸 勤夢