活動報告

女性経営者の会「愛彩」彩りある豊かな未来の実現に向かう(10月22日)

多様性を用い、次代のリーダーへ繋ぐ

出口 雄介氏 (株)ジャパン安心保険企画

会活動を通じて成長

女性経営者の会「愛彩」の10月例会は、愛彩としては3回目となる男性会員による報告となりました。

報告者の出口雄介氏は、父親が経営する保険代理店に入社、その翌年に同友会に入会すると、周りの会員企業と比較して自社の良くないところばかりが目に付きます。さらに、会社では社員の退職やM&Aの失敗などの大きな事件が立て続けに起こります。

そんな中で社長に就任した出口氏。同友会で役員研修大学や「大阪人間尊重の会」への参加を通して会社の経営指針を見直し、青同連協代表を経験したことは出口氏の人格形成に大きく関わりました。

2019年、40歳でがん宣告を受けますが、見事に克服。この経験から、支えてくれた仲間に感謝すること、他人を信用することの大切さに気付き、人を好きになっていく自分にも気付きました。

無意識の偏見を自覚

また、あいち経営フォーラムの分科会を愛彩メンバーと一緒につくり上げる過程で、自身の中にある無意識の偏見に気付き、そのことで新しい価値観を身に付け、男性と女性の特性の違いを認め合うことですべての人が豊かな人生を送れる社会があることに気付きます。自社を選んでくれた女性社員の特性を生かせる仕事を任せることで、女性が活躍できる会社づくりにも取り組んでいます。

グループ討論は「自社にどのような多様性を用いれば会社は成長できると思いますか」をテーマとし、参加者からは「固定観念や偏見をなくしていくことが必要」「いろんな価値観がある会社が強い会社になれる」「特別な言葉ではなく、一人ひとりを認め、活躍してもらうことが大事」などの意見が出されました。

(株)鸛はうす  山田 祥子