活動報告

広報部会「本気で関わり合える関係づくり」(10月4日)

同友会と企業経営は不離一体

松山 吉伸氏 (株)くらしカンパニー

松山 吉伸氏

地区会長ら67名が参加

10月の広報部会のテーマは「同友会づくり」です。同友会づくりとは本音で語り合える仲間づくりであると考え、豊橋南地区会長でくらしカンパニーの松山吉伸氏に地区での活動について報告いただきました。地区の情報交換も目的として各地区の会長・筆頭副会長にも参加を呼びかけ、67名が参加しました。

「社長は宇宙人ですね」。松山氏はある日、社員からそう言われたといいます。社長の言葉は理解ができないということでした。それ以来、まずはわかりやすい言葉で伝えることを意識しています。

松山氏は、経験の連続が人格を形成するが、経験からの判断が邪魔になる時があると話します。グループ長から「経営者だから出欠登録はやって当たり前で、フォローしない」という意見が出て、その通りにやってもらうも結果は芳しくありませんでした。「関わりの入り口は出欠の未返信者をフォローすることで、役員の大事な仕事。その労力もいとわないという精神を養うことができるのではないか」と話し合いました。

「お節介」な関わりが必要

新型コロナウイルスの影響で、「会活動に参加できる状態ではない」と考える会員もいましたが、「こういう時こそ同友会」とならなくてはいけません。そのためには同友会が、困った時に頼れる仲間がいる環境でなければいけないと、松山氏は話します。

退会希望者や会から足が遠のいている会員に会い行くと、「あと一歩背中を押してくれたら」という声が多かったため、来期の地区会長候補には、陰で背中を押す役割として「お節介係」の創設を依頼しているそうです。

「絶対できない」ことを「必ずできる」と思って選択し、実行している人はたくさんいます。現状は、自分の選択の結果です。「自社で最良の選択ができるように、地区で経験していきたい」と松山氏は語り、自分にとって本音で語ることは「絶対に相手を捨てない」と決めていると締めくくりました。

グループ討論では、「本気で関わるためには相手を理解することが大事」「会に参加しない会員の理由や事情を知る努力が大切」「一対一で膝を突き合わせる姿勢も必要」などの意見が出されました。

(有)花井養鶏場  花井 寿仁