活動報告

第21期役員研修大学 集中講座「同友会で学び、実践し続けた32年」11月26日

役員のあるべき姿と中小企業運動

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

これまでの学びの実践を語る加藤氏

第21期役員研修大学・集中講座、加藤昌之氏の報告の概要を紹介します。

6つのキーワード

当社は建築設計事務所です。同友会の「情勢と展望」から学び、20年前から将来ビジョンを描き「環境建築」に取り組み、市場創造を進めてきました。

役員として学び実践したことを6つ挙げます。まず経営指針です。社会性・科学性・人間性に裏付けられた理念の確立。第2に人間尊重経営です。労使見解の8項目に取り組む「人を生かす経営」。第3に21世紀型企業づくりです。自社の強みを徹底的に磨いた自立型経営。第4に情報創造です。同友会の調査、提言による様々な主体との関係づくりから学び、自社と社会との信頼関係づくり。第5に同友会理念の「地域と共に歩む」です。自社と地域の相互の発展に自社ができることは何かを具現化し、地域の課題解決と自社経営を一体となって取り組んでいます。最後にエネルギーシフト。持続可能な経済社会づくりに向けた地域未来の仕事づくりです。

役員は学び、実践する

役員は同友会理念の「語り部」です。経営実践を通じて良い会社を築き、人を生かす経営を体現する。地域の信頼に高い次元で応えられる地域のリーダーに位置づけられます。また自ら学び、自社実践を語ることから、周りの会員が影響を受けて学び、行動する環境をつくる存在です。

さらに仲間を増やし、同友会理念の実践者を1人でも多く地域に生み出す役割もあります。「学ばざればすなわち老いて衰う」といいます。大いに学び、切磋琢磨し、新しい風を起こしていきましょう。