城北つばさ高校で企業展
会員企業20社が出展
今年で4回目となる城北つばさ高校主催の企業展には、自衛隊と警察のほか名古屋市北区を中心に同友会企業20社が出展しました。1、2学年合わせて約200名の生徒が授業の一環として参加し、それぞれが3社ずつ業界説明を聞きました。
出展3回目となる漆喰九一の福田正伸氏(守山地区)から寄稿いただきましたので、以下にご紹介します。
当社は1937年から北区で事業を営んでいます。企業展への参加のきっかけは、学区内に会社があることと、城北つばさ高校が私の母校(旧愛知県立愛知工業高校)の跡地を活用して開校していることです。青春時代を過ごした懐かしさと、長年この北区で地域と共に商売できたことに使命感を覚え、地元の学校や生徒と関わることができたらと思いました。
漆喰の体験では、「こうやって塗ってください」とは言わず、筆と絵具だけを渡して、自由にさせています。描き手に全てを委ね、漆喰作業をしながら生徒たちに1人ずつ言葉を掛けていきます。
「働くということ」「どの仕事も他人から認められて報酬を得ていること」「昔から使われている漆喰を今の生活に合わせて進化させていること」「自分の使命は、災害や戦争なども乗り越え、受け継がれてきた漆喰の技を次世代に継承すること」など、まずは知ってもらうことに重きを置いています。
2021年4月、同校の卒業生が入社しました。今回の漆喰塗り体験を手伝ってくれ、後輩に誇らしげに話している姿が何よりも嬉しく感じられます。学校とのつながりがあったからこその縁を大切にしていきたいと思います。
来年度も引き続き、同校で企業展を開催予定です。地域の企業の皆様、ぜひご協力をよろしくお願いします。