活動報告

どうゆうき

▼人を生かす経営推進部門長の5年の任期を終えるにあたり、ある会員からメールを頂きました。「部門長が考える『人を生かす経営』とは何ですか」。思いがけない問いに少し戸惑いましたが自身の考えを改めて整理し、返信をしました。「経営者として人を生かす経営をするのだという姿勢を表明し、社員が生まれ持った能力を開花させる経営です」

▼労務労働委員会に迷い込み、人に関する各委員会や指針推進本部に参加して12年になります。同友会で学び続けることができたのも、事務局の素晴らしいパートナーシップあってこそです。企業訪問などで多くの会員の皆さんと結びつけてくれたことは、貴重な財産となっています。出会えた会員の皆さんとは、ほど良い緊張感と距離感が築けていると同時に、同友会の最大のインフラは一人ひとりの会員であると実感しています

▼部門長として、各委員会の学びを整理し、その連携を経営指針で結びつける取り組みをしました。今の部門には5年で自社の変化を感じ取ることができる仕組みがありますので、ぜひ参加し体感してみてください

▼自社の5年間はフォローの風が吹いた時期でしたが、経営者として心掛けたのは、何のために、どうして、と目的を常に意識したことです。社員の言動、風土の醸成は、同友会の学びの成果だと自信を持って言えます。右肩上がりの経営指標ばかりではありませんが、結果を出すことができました。労使見解の正しい理解と実践を念頭に、同友会会員として一緒に学び続け、自社変革し、永続できる企業づくりをめざしていきましょう。

副代表理事  吉田 幸隆