活動報告

第21期役員研修大学 第9講座(2月21日)

産学連携の取り組み
~人づくり、仕事づくり

水戸 勤夢氏  (株)アーティストリー

産学連携による企業づくりを語る水戸氏

第21期役員研修大学・第9講座、水戸勤夢氏の報告の概要を紹介します。

企業・学生・学校が共に育つ

愛知同友会は地域の人づくり、新たな仕事づくりを様々な教育機関と連携して推進しています。採用の手段ではなく、働くことの意義や楽しさ、中小企業の魅力を伝えるインターンシップをはじめ、大学での経営者・社員による講義活動、小学校・中学校・高校での授業や職場体験への協力など、地域の学生の就業観や勤労観を育むことを目指しています。

また、自社の強みを磨き、企業間、企業と大学との連携による新事業を通じた市場創造を行う研究会も活発に活動しています。

こうした取り組みから、現在、県下の6大学との産学地域連携協定を締結しており、地域の人育て、地域経済発展に向けての相互協力を図っています。

人が集まる会社を目指して

当社でもインターンシップや講義活動、学生のアイデアを生かしたものづくりに取り組んでいます。インターンシップ研修の狙いとして、学生は仕事の体験や研修を通じて社会人としての基本的なものの考え方、行動規範を体験し学ぶことで、自己の経験を今後の社会活動に生かすこと。企業では全社員が未来あふれる学生を受け入れ、教えることや伝えることを通じて自らが学び、今後の仕事の活力と知識にすること。学生と企業が共に学び合い、今後の学生生活、社業に生かすことを目的としています。

研修での気づきを「育つ風土」づくりに生かし、育てる場づくり(仕事づくり、経験できる環境)、育てる仕組みづくり(評価、成長感)、社内環境整備(育成者育成、労働時間改善、社内資格制度)に取り組んでいます。仕事を通じて人が育つこと、社員の成長こそが、企業の強みを生み出します。

人を採用できる力(採用力)、育てられる力(育成力)、新しい仕事への挑戦を通じて、「人が集まる魅力ある会社」を、これからも目指していきます。