活動報告

第22期役員研修大学 ガイダンス(4月18日)

同友会の役員とは

佐藤 祐一氏 (株)羽根田商会

役員への期待を語る佐藤氏

役員の役割とは

新年度スタートにあたり今期の研修大学の受講を呼び掛けるガイダンスを開催しました。羽根田商会の佐藤祐一氏より同友会での学びの実践、役員の役割について報告いただきました。

役員は、会の諸活動の推進役であることはもちろんですが、最大の役割は、自社を良くする、良い会社を創る、強い(永続する)会社をつくること。こうした自分の経験を会員に語る、声を掛け励ます、会員同士をつなぎ、仲間をつくる存在だと、佐藤氏は語ります。

「同友会運動とは企業経営を通してより良い社会を実現すること。まず役員が同友会理念を経営に取り入れ、学んだことを実践し、自社を変革することで同友会理念の体現を進める。そうした実践を語ることで、運動をリードする存在になろう」と役員へエールを送りました。

学びの実践を

続いて同友会での学びと実践が報告されました。

佐藤氏は後継者として自分は何のために経営するのか悩んでいた時期に、自社で取り組んでいたことを1枚のシートにまとめて例会で報告。これが現在の経営指針のきっかけとなります。

同友会は人間尊重の経営を目指しており、その要が「中小企業における労使関係の見解(労使見解)」の実践です。

そのためには経営者が経営姿勢を確立し、社員との信頼関係を築くこと。経営理念を共有し、全社一丸体制を構築すること。これらを進めるために、「経営指針を社員と共に作ろう」と語りました。

最後に「役員は情報の質と量、速さが圧倒的で刺激を受け、奮い立たされる機会に恵まれている。また報告の機会が増え、行動に移すタイミングが多くなる。この役員の機会を大いに生かして、切磋琢磨していこう」と呼び掛け、役員の役割と期待を相互に確認し合いました。

今回のガイダンスを経て83名の受講生で今期の研修大学が開講します。同友会の本質を掴み、自社と自身を変革していく学びの場がスタートしました。