長期的視点での採用
~合同企業説明会を開催
7割が4社以上と面談
ウインクあいちにて「合同企業説明会」を開催し、109名の就職活動生と、愛知みずほ短期大学から業界研究会として多数の学生も来場しました。
今年度の就職活動もピークを迎え、来年度の動きも出始めています。日本経済新聞によると、2023年卒業予定の大卒内定率は5月1日時点で65%。そのうち3割は就職活動を継続するという見出しがありました。
大型連休を過ぎ、周りに内定を持つ同級生が増えたことにより、危機感を募らせる学生が増えてきたようです。今回は7割の学生が4社以上のブースを回っており、積極性が感じられました。
来場者アンケートでは、内定・内々定を持っていない割合は74%。試験・面接で思うようにいかないケースが見受けられます。一方、迷いや悩みを抱えた学生に就職活動のアドバイスを送る企業が多くあり、「経営者からやる気と自信をもらった」という声が聞かれました。
企業側のアンケートでも、やりたいことが明確な学生と出会えることで、今後の会社説明会へとつながる割合が高くなっています。
学生や企業の生の声を聞くと、メディアでの情報と現実の乖離が見て取れます。
経営者自らが対面して
離職率に関してはコロナ禍が影響し、新規大卒者の3年以内の離職率が減少したという調査結果が出ています。内閣府の調査では、離職者の約半数は仕事内容のミスマッチが原因であることが分かっています。同友会では入社後のミスマッチを極力少なくすることにこだわりを持ってやっています。
経営者自らがブースに座り、各社が採用計画に基づきチームをつくって採用活動を続けている意義は大きいといえます。また、ブースに座る先輩社員は過去に合同企業説明会へ来場し、就職した人が多く、これも長年対面にこだわり、合同企業説明会を続けてきた成果だと感じます。
7月12日には、共同求人参加企業以外でも参加できる夏の合同企業説明会を企画しています。今年度最後の企画となり、未経験の企業も力試しという形で参加できます。これからも長期的な視点での採用と、その後の定着率を見据えた同友会運動を推進していきたいと思います。