活動報告

第22期社員と学ぶ共育講座 第3講座(9月16日)

採用・共育で人が育つ企業づくり

林 俊宏氏  (株)ミキ

採用・共育から指針の共有を

第22期社員と学ぶ共育講座・第3講座、林俊宏氏の報告を紹介します。

先輩会員の実体験

弊社は再生OA機器の販売とレンタルをメインに、最近ではパソコンやネットワークの保守サービスも行っています。社員数は18名で、私は創業した父親の2代目として入社した後、同友会へは2002年に入会しました。

採用に関して当時、先輩会員から「自ら面接して採用した社員が全体の半数を超えると、社内の雰囲気が変わってくる」と聞いていました。

OA機器の運搬は3K(きつい、危険、厳しい)の仕事です。そのため採用しても、長続きしない状態が続いていました。そんな中、たまたま声をかけた若い方が入社してくれることになり、初めて自ら面接をして採用しました。2014年11月にはサービス課長の息子も入社し、同じ年の若手社員同士が良いライバル関係となり、社内が活気づいてきて周りの社員に良い影響を与え始めました。

ボトムアップ型を目指す

先代の経営は、いわゆるトップダウン型でした。これでは社員の自主性は育たないと思い、2004年に成文化していた経営指針書を社員と共有してボトムアップにしていくことを決意しました。

「経営指針書を成文化したら、次は共育講座に行きなさい」との先輩会員のアドバイスに従い、私が採用した若手社員と共育講座へ2014年から参加。2017年からは新卒採用社員と社員共育研修会に参加して、経営指針書の共有を図っていきました。

社内でも戦略ミーティングや年末の方針作成合宿などを立ち上げ、社員から声が上がる仕組みを築いたことで、経営者と社員の間だけでなく、社員同士でも年間テーマに沿った方針の策定や行動ができるようになってきました。

皆さんも採用と共育を通じて、社員と経営指針を共有し、共にボトムアップの会社を目指していきましょう。