ピンチをチャンスに
~しなやかに女性経営者の挑戦
山本 いづみ氏 チェルシー
コロナ禍で売上げ激減
愛彩1月例会では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、売上げ95%減と追い詰められ、同友会の学びの中で自分自身と向き合った山本いづみ氏に、「経営者として何が大切か」「本当にやりたいことは何か」をどのように見出してきたのかを報告いただきました。
山本氏は、学生時代にスポーツで心と体を鍛え、21歳で結婚・出産し、生活を支えるために水商売を経てコンパニオン請負会社を起業しました。反社会的勢力からのみかじめ料の要求や脅しを受けながらも、持ち前の素直さと世間知らずを強みに切り抜け、健全なコンパニオン会社として、地域で初めてビジネス化させました。
子どもの心身の不調がきっかけとなり、山本氏は「経営者にとって何が大切か」を考え始め、同友会での会員同士の学びの中、「大切なのは人である」と気づきます。
自身の中心軸を基点に
コロナ禍でピンチに陥り事業を模索する中で、最終目標は地域を元気にする婚活支援業であることを明確にした山本氏。その後、役員研修大学への参加をきっかけに自身の生きざまを見直し、本当にやりたいことを見つけ、コロナ禍でオープンさせたメンズ脱毛専門店の理念を成文化しました。
グループ討論では、「経営者として何を大切にしているのか」をテーマに、様々な視点からの意見を活発に交わしました。経営者にとって大切なのは、どんな苦境に陥っても、目先のことにとらわれることなく自分自身の中心軸から物事を見ていくことで、次の一手が見つかるということを学びました。
サニー・ウエイ 伊藤 三枝子