活動報告

共同求人委員会(2023年5月)

中小企業を知り、見極める機会を
~大学と連携し企業説明会を開催

◆愛知みずほ大学・短大
学内合同企業説明会、業界研究会(5月13日)

◆東海学園大学
学内合同企業説明会(5月20日)

◆ウインクあいち
合同企業説明会(5月22日)

業界研究会を開催(5/13愛知みずほ大学・短期大学)

選ばれる企業になるために

就職を控えた学生は、社員がいきいきと働いている企業に魅力を感じ、自分ならどのような活躍ができるかという視点で企業を見ています。

これまでは、就職活動が本格化する大学4年生に向けて、学生との接点を持てるように合同企業説明会を企画してきましたが、就職活動の早期化に伴い、学生に中小企業の魅力を伝える機会は無数につくれるのではないかと感じています。

学内合同企業説明会の様子(5/20東海学園大学)

就活前の学生に中小企業を知ってもらう

このたび愛知みずほ大学・短期大学との共催で、5月13日午前中に5社の協力のもと「学内合同企業説明会」を、午後には会員企業13社と警察、保険会社、教育機関などが出展し「業界研究会」を、それぞれ開催しました。

初めての試みとして短大1年生、4大2・3年生の授業の一環として行った「業界研究会」では、学生が30分ごとに3社を回りました。学生からは、「就職はまだ先のことだと思っていたが、今から考えていく必要性に気づいた。就職先を選択する時に、企業理念が自分に合うかどうかも重要な視点だと思った」との意見が出されました。

また、翌週に行われた東海学園大学の学内合同企業説明会は、就職活動真っただ中の4年生が自分の希望する企業を探す場となりました。

5月1日時点での内定率は6割を超えているとの話もありますが、その半数は「まだ就職活動を続ける」と答えたとのことです。内定を持つ学生も一度立ち止まり、自分が本当は何をしたいのかを考える時期にあると思います。

就活前の学生約50人も参加(5/22合同企業説明会)

企業を見るポイントを早い段階で見極める

中小企業、地元企業に目が向き始めた5月。ウインクあいちにて行われた合同企業説明会には就活生86名と、大学3校の教員の引率で就職活動前の学生約50名が来場しました。

「何をしている会社なのか、どう世の中の役に立っているのか」という就職活動前の学生の問いかけに、親身に答えている企業側の皆さんの姿が印象的でした。

納得のいく企業を自らの意思で選ぶこと、福利厚生などの労働条件だけでなく、仕事のやりがいを見つけること、自分が輝ける場を探すこと。これらを就職活動期間の1年間でやろうとしても難しく、実際に4年生になれば、内定をもらうことが目的となってしまいがちではないでしょうか。

学校との連携の必要性

同友会では、経営者による各大学への講師派遣、健全な職業観を養う共育型のインターンシップなど、就職活動前に中小企業を知ってもらう取り組みを積極的にしていますが、採用活動にはなかなかつながりづらいというのが現状です。

一方で、地元密着企業を探そうにも中小企業の調べ方が分からないという学生の声もあると聞きます。ここをどのように周知していくのかが課題であり、これは学校側の協力なしにできることではないと思っています。

共同求人委員会としては引き続き、学校訪問を強化し、1校でも多くのつながりをつくっていきたいと思います。