活動報告

どうゆうき

▼愛知同友会女性部の活動の歴史は、1970年に経営者夫人・女性経営者が複式簿記の勉強をスタートしたことから始まり、1972年に婦人部が発足しました。1986年には、男女雇用機会均等法施行を受けて名称を「婦人委員会」とし、経営者夫人の活動参加を広げます。そして、1990年に愛知同友会の専門部として「女性部会」となり、女性会員と経営者夫人が共に学べる場としました

▼2009年に活動を休止しますが、翌2010年には多様性を経営に取り入れる課題を深掘りする男女共生委員会(現・協働共生委員会)が発足しました。一方で、女性経営者の学ぶ場の確保と女性リーダー育成の場づくりは重要な課題であることから、2015年に「女性経営者の会『愛彩』」が設立されました

▼男性優位な社会において、「女性経営者であること」が理由で理不尽な扱いを受ける社会環境を変えようと、(1)女性リーダーの育成、(2)謙虚な学び合いによる人間的な高め合い、(3)女性が活躍できる社会づくり、の実現に向けて活動しています。また、毎月の役員会では「私の履歴書」をテーマに、単に経営者としてだけでなく、女性として妻として、母としてまたは娘として、どのように歩んできたのか自身の人生経験を赤裸々に報告し、「学ぶ」「育む」「自分らしく生きる」を基本に交流しています

▼女性経営者として、また同友会運動の担い手として、人間が人間らしく生きられる社会の実現を目指して、新しい時代の同友会運動を共につくりあげていきたいと思います。

女性経営者の会代表  村田 千世子