活動報告

第23期社員と学ぶ共育講座 第3講座(8月18日)

採用と共育で人が育つ企業づくり

鶴田 修一氏  (株)鶴田工業所

鶴田 修一氏

第23期社員と学ぶ共育講座(24社、75名が参加)第3講座、鶴田修一氏の報告概要を紹介します。

10年先を考えるなかで

私は2002年に入会し、その後、同友会の経営指針と出合い、経営理念「ものづくりで社会になくてはならない会社を目指す」を成文化しました。そして「10年先の会社像」を考えた時に、社員の大半が定年を過ぎることに危機感を覚えました。

同友会の共同求人にも参加しましたが、「参加すれば採用できるだろう」と甘く考えていたため惨敗。その後、買い手市場となったことで、4年間で4名の新卒者を採用。しかし、その多くが退職する事態となります。

社員と真剣に向き合う

同友会で真摯に学び、社員が定着しないのは経営者である私自身の問題だと気づきました。特に、社員と真剣に向き合っていなかったことを反省し、社員1人1人の夢や目標、会社に対する想いなどを経営指針に盛り込みました。

現在は社員14名、平均年齢は29歳となりました。社員は日頃から4S活動や製品リスト・看板等の制作、SNSへの投稿、トイレ掃除等、自主的に考え、行動してくれています。

やはり経営者に大切なのは、社員1人1人の視点に立って、社員と共に会社の未来を考えて行動することです。社員の成長は会社の成長そのものですが、それには経営者との信頼関係が不可欠です。これからも社員と共に、すべての社員がその素晴らしさを発揮できる会社をつくっていきたいと考えています。