活動報告

経営者大学 第7講座(10月24日、11月28日)

同友会理念の豊かな実践を誓い合う
~経営者大学(通称・同友会アゴラ)第1期が修了

学びをどう生かすか熱心に議論

「自らの見解」を互いに磨き合う

一昨年10月より1年間にわたって行われた経営者大学(全7講座、14回)の最終講座が開催されました。当大学は経営者としての自主性や向上心を自ら育み、大いに議論し学び合う中から思考力が育つ場とし、各社の同友会理念の実践を推進すること。そして、次代の同友会運動の担い手を輩出することを「建学の精神」に掲げ取り組みました。

講座では同友会理念実践の要諦である『労使見解』、また大転換期といわれる情勢をどのように掴み、企業づくりを行っていくかを深めました。

受講生は毎回の講座テーマについて自身の考えをまとめた「ポジションシート」を事前に準備し、当日は互いのシートも踏まえ、同友会理念の経営実践にあたっての課題を率直に出し合います。毎回、侃々諤々の議論となりますが、綺麗な言葉でわかった気にならないよう、厳しくも温かい議論を通じて1つ1つの言葉の意味をじっくりと考え、「自身の見解」を磨く機会となりました。

広い視野、高い視座を持って

最終講座では各自の変革の課題は何か、それを今後の経営にどう生かしていくかを交流しました。

受講生からは「何故と追究し続けることが必要で、自ら考える力、相手の意見から考える力など思考する力が必要」、「日頃の経営で、しばしば迷いが生じることがある。最後は自身で答えを出すしかない。どのような答えを導き出せるかは、自分の器や人間性、経営者としての資質が問われる。より良い納得のいく決断ができるよう、自己確立をしていきたい」、「情勢など難しいと苦手意識を持って考えることを避けていたが、自身の弱い部分こそ深い議論をすることで、自社の課題が明確になった。改めて学ぶことの楽しさを実感した」など、充実した学び合いとなったことがうかがえました。

最後に、より広い視野、高い視座を持って、人間の可能性を引き出す良い企業づくりを進めることを誓い合い、経営者大学修了としました。