中小企業の魅力を発信
~行政、地域、大学との連携
11月9日 日本福祉大学
12月18日 愛知学院大学
経営者と学生が膝を交えて
愛知県では、2012年より、学生の職業観の醸成や職業選択の幅を広げ、中小企業を視野に入れた就職活動が行えるように、中小企業経営者と学生が膝を交えて意見交換を行う交流会を実施しています。
各大学で開催される交流会は、1回につき経営者3名から4名、学生20名程度の座談会形式で行われ、経営者は業界の動向や自社の魅力を語り、学生は自由に質問します。今年度は、日本福祉大学にて明石耕作氏((株)トヨコン)、熊崎宏重氏((株)東名技研)が、愛知学院大学にて高橋慶氏((有)環境テクシス)が学生と交流しました。
地域の未来を見据えて
参加学生からは、「なぜ起業しようと思ったのか」「強みは何ですか」「どんな人を採用したいと思いますか」などさまざまな質問が出されました。経営者からは熱い思いの込められた回答がなされ、各会場とも熱心なディスカッションが繰り広げられました。
また参加学生のアンケートでは、「中小企業の魅力が分かった」「経営者との距離が近く、働きやすい環境が魅力だと感じた」などの感想が寄せられました。
参加した経営者は、「学生の素直な意見が聞けて参考になった」「働くことについて考えるきっかけになってほしい」「中小企業の魅力をもっと学生に伝えていきたい」と語りました。
今後も行政、地域、大学との連携を強化し、地域経済を支える中小企業の役割や存在意義を改めて考え、地元の中小企業で働くことのやりがいや面白さを伝えていくことが大切です。
そして、地域の未来も見据えた、若者に選ばれる魅力ある企業づくりが求められています。