活動報告

どうゆうき

▼「愛彩」では、毎年2月に東海財務局との意見交換会を開催し、女性経営者の現状を交流しています。介護や子育て、家事と両立させながら、経営者として、いくつもの顔を持ち、日々時間に追われ、それでも生き生きと頑張っている姿です

▼この意見交換会はマクロな視点ではなく、私たち女性経営者が直面している金融機関に関する課題を率直に財務局へお伝えし、共有することも目的としています

▼以前は女性だからと見下されたこともありましたが、社会が変化し、今ではそれも緩和されてきています。女性のビジネスモデルの特徴は、スモールビジネスが多く、その1つの要因が、資金調達難にあるといえます。金融機関とのコミュニケーションをどう構築していくか、女性経営者自身が今のままで満足しているのではないか、ビジネスの成長や地域貢献をどうしていくか、などを一緒に学び合う場となっています

▼今回の意見交換会では、金融機関の担当者の多くが男性で、最近では離職率も高いことから担当交代が相次ぐ状況にあり、経営者として取引内容に不安を感じることなどが話題にあがりました。これは経営者の性別に関わらず、脅威であることをお伝えしました。また金融機関の担当者の知識が一定ではなく人に依存することから、人材育成の対策やノルマに縛られている可能性にも言及がありました

▼参加した財務局の方々が同友会の「経営指針書」を高く評価されており、同友会で学び続けることこそが事業の成長につながると確信でき、私たちの自信となりました。

女性経営者の会「愛彩」代表
村田 千世子