活動報告

障害者自立応援委員会(2月3日)

本物の仕事を体験、模擬店とライブで交流
~バリアフリー交流会in西三河

司会進行を務めた初参加の杉浦拓雄氏と、開会式で拍手を送る参加者の皆さん
愛知労働局(左写真)と会員企業13社が出展した「仕事体験」

愛知同友会では、人間尊重経営を目指し、会員各社が障害者と「1社1人関わる運動」を推進しています。取り組みの1つとして、会員の皆さんが気軽に参加できるバリアフリー交流会を開催しています。

今回は碧南市の「へきなん福祉センター あいくる」で開催し、会員52名を含め142名が参加しました。

今回、初めて参加された碧南・高浜地区の(株)旭木型製作所・杉浦拓雄氏の参加感想を紹介します。

総勢142名の参加者がイキイキと交流

活気と熱意に満ち笑顔あふれる会場

バリアフリー交流会には、内容もわからないままほんの軽い気持ちで参加しました。地元での開催というハードルの低さと、参加企業の皆さんとのつながりもあり、覗いてみようと思ったのです。

参加して驚いたのは、想像以上の「活気」と「熱意」でした。仕事体験を希望する生徒の皆さんが、とてもキラキラしている様子が一番印象的でした。開始前から体験ブースに列をつくって並び、その横を通ると元気よく「おはようございます」と挨拶をしてくれ、今日のこの日を待ち望んでいたことがひしひしと伝わってきました。

会場では笑顔が飛び交います。笑い声が響き渡ります。皆さん自信を持って堂々としています。勝手ながら「生きることへの本気さ」を教えてもらった気がします。

司会として、「1つでも多くの仕事を体験してもらいたい、自分の可能性につなげてもらいたい」心からそう願いながら進行しました。

向き合う姿勢に感銘

出展企業の皆さんは、この日のために準備をしてこられたと思います。自社の仕事を通じて何ができるか、真剣に向き合う姿を目の当たりにし、背筋が伸びる思いでした。何より出展企業の会員自身が直々に生徒たちと関わる姿、出展をしない企業の皆さんも一緒になって丁寧かつ楽しそうに教えている姿にとても感銘を受けました。

このバリアフリー交流会で感じたことは、「弊社のような小規模の製造業では障害者雇用は難しいかもしれない。だとしても、働くことへの可能性に気づくお手伝いなら貢献できるのではないか」ということです。この日来場してくれた弊社幹部とは、共感しながら改めて考えることが多くありました。