障害のある新入社員の合同研修を初開催
1日コースの研修に2社から2名が参加
障害者自立応援委員会では、初の試みとして、特別支援学校等の卒業生を対象とした「新入社員研修1日コース」を開催し、2社から2名の新入社員が参加しました。
障害のある新入社員の合同研修は、広島同友会の取り組みに倣い、愛知同友会でもトライしてみようと企画したものです。研修当日は、委員会のメンバーと愛知障害者職業センターの職員がスタッフとして司会や運営を担い、心のこもった手作り感溢れる1日コースとなりました。
研修の目的は、緊張を解く、仲間をつくる、社会人へと気持ちを切り替える、としました。18歳で卒業した新入社員たちは、学校から社会へと急に世界が変わる中で、大きな緊張感を抱いて入社してきます。こうした気持ちをほぐしながら、あいさつの練習、報連相の体験、仕事の進め方、給料の源や手取り収入のしくみ、給料の使い方などを、講師役の経営者とやりとりしながら学びました。
仕事とプライベートそれぞれの目標を設定
先輩社員の体験報告では、(株)国分農園に入社し6年目の社員から「入社時の思い、作業での工夫、困った時の対処、働いて夢を叶えた喜び」などを話していただき、後輩に向け応援のメッセージを送りました。真摯に仕事に向き合う先輩社員の報告に、同席していた経営者たちから「身を正される思いがした」との感想が出されました。
先輩社員の報告の後、新入社員を交えて全体討論を行い、自分がどのように働きたいかをより具体的に考えました。研修の締めくくりの決意表明では、仕事での目標、プライベートでの目標をそれぞれが掲げて宣言し、9月の新入社員フォロー研修での再会を約束し、閉会しました。