活動報告

障害者自立応援委員会(6月22日)

経営者が一歩踏み出す!出会いの場
~バリアフリー交流会in西尾張

大好評だった撮影と編集の体験、プラスチックの分別方法を教わる参加者、プラスチック部品の組み立てに興味津々、治具を使った自動車部品の組み付け

誰もが気軽に参加できるバリアフリー交流会。障害のある人たちと、仕事体験、模擬店、ライブ等で交流し、関わりの一歩を踏み出す場として開催しています。

地域に溶け込む

第20回を迎えたバリアフリー交流会は、梅雨の晴れ間の中、稲沢市のTIY(株)の工場と構内広場で開催され、仕事体験を希望する89名、会員43名を含め、総勢193名が集いました。地元稲沢地区からは過去最高の17名の会員が参加し、障害者との関わりを通して自社で何ができるかを考える機会となりました。

初めて仕事体験ブースを担当した高瀬喜照氏((株)高瀬金型)からは「自社の仕事を社員と共に発信すること、障害の有無に関わらず価値ある仕事ができることを伝え、初めて地域の中に溶け込む企業になれたという手ごたえがあった」と感想をいただきました。

会社がその地域にあるということの価値、そこで一緒に働く社員の仕事ぶり、誇りとやりがい、そして人間尊重の経営をありのまま見せるという尊さを、仕事体験ブースを通して実感したそうです。

ライブ演奏はギターとパーカッションで

今日が関わりの一歩

初参加で司会を担当した岩田周作氏((株)スターフィッシュクリエーション)は、参加者と会員経営者との対話を引き出し、会場の雰囲気を和やかに盛り上げてくれました。岩田氏は「人生で初めて障害のある方たちと向き合って接し、同じ人間、何も変わらないと知った。今日が私の関わりの大きな一歩」と自身の心境を伝え、知的障害者のバスケットボール大会のPRがなされると、「大会パンフレットを見るだけでも関わりの一歩です」と参加者に呼びかけました。

模擬店で参加者の皆さんと交流

今回初めて企画した交流タイム「会社のことを聞いてみよう!」では、たくさんの質問とコメントが交わされました。「仕事をしている人を身近に感じ、近い将来の自分を想像した。仕事への理解が深まった」「実際に働いている障害のある方が先輩として誇らしげに話される姿が印象的だった」等の感想が多数寄せられました。

次回のバリアフリー交流会は、秋に東三河支部で、初春には西三河で開催されます。「一社一人関わる」運動へ、皆さんのご参加をお待ちしています。