活動報告

2024年度インターンシップ(キックオフ8月19日/修了式8月30日)

どうやって働く?どうやって生きる?
~学生48名が2週間の職場体験

キックオフセミナーにて2週間の目標を立てる(8月19日)

仕事に上下はない

愛知同友会会員企業30社において、大学生48名が2週間のインターンシップを行いました。8月19日のキックオフセミナーには学生・企業・学校の総勢100名が参加しました。

本セミナーでは(株)MRTの村田直喜氏から「社会に出る前に知っておいてほしいこと~何のために働くのか」をテーマに報告いただきました。

村田氏は学生と社会人の違いとして、「お金を払ってサービスを受ける立場」から、競争社会の中で「サービスを提供し、お金をもらう立場」への変化を挙げました。そして仕事に上下はなく、「誰かの仕事」によって物やサービスが提供されている中で生活できていることに気づく必要性を語りました。また、仕事におけるコミュニケーションについて、報連相(報告・連絡・相談)ができていることを指し、相手への思いやりを持ち、伝え方を工夫し、きちんと自分の意思を伝えることだと解説しました。最後に「インターンシップ体験を通じ、実りある2週間にしてほしい」とまとめました。

その後、グループ討論にて研修の目標を設定し、各社での研修が始まりました。

学生と経営者は2週間で何を得たか

「ノロノロ台風」10号の影響で2週目は研修もオンラインに切り替えるなど、各社で臨機応変に対応していただきました。8月30日の修了式も同様に、オンラインで短時間での開催となりました。

まず、イハラ鋼業(株)と社会保険労務士法人びいずろうむより、それぞれ経営者と学生が報告。学生からは「文系ではあるがモノづくりに興味があり、自分で作ったものが形になる過程が面白かった」「中小企業のイメージが一新された」「営業に同行し、世の中にはたくさんの仕事があることを知った」と語られ、経営者からは「社員から来年もインターンシップ生を受け入れてほしいとの声が挙がった」「新卒採用をしていなくても会社として若者と関わる場所があることを知った」との声が寄せられました。

磯村太郎産学連携担当理事は、「人と関わることが苦手で製造業を選び、弊社に来たインターンシップ生が、困難にぶつかりながら自信をつけていく姿を見て、これが社会を変える小さくて大きな一歩だと気付くことができた」と話し、こういった経験ができる企業と学生を増やすため、来年度は学生にとってより学びが多く、充実した内容にしていきたいと、まとめました。

写真で見るインターンシップ研修風景

写真で見るインターンシップ研修風景