活動報告

共同求人委員会(9月12日)

学生の希望ある未来のために
~企業と学校との就職懇談会

さまざまな経験を得て一人前の社会人に

共同求人参加企業と学校との就職懇談会が行われ、27企業・25校合わせて52名が参加しました。

まず、中部学生就職連絡協議会連合会会長校(愛知教育大学)キャリア支援センター長の鈴木英樹氏よりあいさつをいただきました。

懇談会前半では5名の先輩社員から、就職活動を通して今の会社に決めた理由や、現在の仕事を通して力を入れていることが報告されました。そのうちの1人、碧海パック(株)の横川康太さんは社会人11年目で、社内ではチームリーダーとして活躍しています。藤田哲弥社長も認める頑張り屋で、内気な性格から自分を見つめ直すきっかけを持てたことで、そこから大きく成長できたと話しました。

また別の社員は、社歴を重ねてできることが増えていくことがやる気につながっており、人の人生の最期に立ち会う仕事に出会い、大変さもある反面、「ありがとう」と言ってもらえることが自分の仕事の価値になっていると感じると語りました。

キャリアセンターの方々からは、「送り出した学生がさまざまな経験を得て社会人になっていく様子がイメージできた」との声が聞かれました。

求人活動を通して「地域と共に」を実現

次に同友会より問題提起として、求人活動を通して「地域と共に」を実践してきた会員企業2社を紹介しました。

1社目からは、新社屋の建設、ビジョン作成、多角経営を進めている一方で、社員が辞めてしまうという経験も話され、甘やかすのではなく、自立を促すために新人でもベテランでも同じ仕事ができる仕組みづくりを確立している様子が語られました。

2社目からは、地球環境にも優しい社屋と、人としての常識を社員と共有できる社風づくりの取り組みなどが話されました。厚生労働大臣が若者雇用の優良中小企業を認定する「ユースエール認定」を取得し、地域の若者の採用・育成に対して、働きやすさややりがいを行動で示している企業として紹介されました。

2社に共通することは、「人間尊重(人を大切にする)経営」、「地域と共に」を自社経営を通じて実行しようと取り組んでいることです。

中小企業が希望の光に

同友会の共同求人活動の目的の1つは、学生に希望ある未来を示し、働く喜びを伝えていくことです。ここ数年のコロナ禍により、人とのつながりが希薄で、明るい未来が見えづらい日々が続いたからこそ、1社1社が学生や地域にとって、希望の光にならなければなりません。

グループ討論は、「学生が希望を持って就職するためにキャリアセンターと企業は一緒に何をするか」をテーマとし、今後とも積極的に交流の場を持ち話し合いを重ねていくことが重要との共通認識に至りました。