多様性を認め合い、共に豊かな人生を歩む
松村 祐輔氏 (株)BeBlock

第24期社員と学ぶ共育講座・第4講座で行われた松村祐輔氏の報告概要を紹介します。
三位一体の取り組み
弊社は企業・飲食店向けの販促支援と、グッズ・ノベルティ製作事業をしています。私は別会社で修行し、その後父の会社へ入社しましたが、同友会に入会し、別会社を創業しました。
売り上げを確保するため忙しい日々が続きましたが、同友会で学び、経営指針書を作成し、2005年から毎年発表会を続けています。新卒採用にも継続して取り組み、現在では外国籍の社員が4名、障害のある社員も4名在籍しています。
共育に関しては2022年より企業内大学「BeBlock Academia」を開講。外部講師もいますが、基本的には私を含め社員が講師を務め、自ら考えてアウトプットする、経営理念の理解と実践を目的に始めました。

大切なことは経営理念の理解と実践
弊社の経営理念は「MISSION(いい人生/働く目的)」、「VISION(いい会社/会社の方向性)」、「VALUE(いい人/共通の価値観)」、「WORK STYLE(いい働き方/行動指針)」と大きく4つに分けています。これは今年改訂したもので、時代に合わせた修正も私は必要だと考えています。
多様な人材が自社で働くにあたり、経営指針書には「ダイバーシティ・インクルージョン」や「ビジネスと人権」等に関しての考え方を言語化してあり、社員も迷った時に立ち返るようにしています。こうした多様性の受け入れ推進は、経営理念の理解と実践を進めること、そして「自律(自ら考え、行動する)・自浄(話し合いで解決する)・自走(自分たちで走る)」する組織づくりを目的に実践してきた結果です。
相手との違いを認め、尊重すること。1人1人が自分らしく働くことができ、「Well-Being」な人生になるように経営者も社員も共に高めていけることが重要だと私は考えています。皆さんも『労使見解』に基づく対等な人間関係をさまざまな視点で考えていきましょう。