活動報告

障害者自立応援委員会(2月9日)

経営者が一歩踏み出す!出会いの場
~バリアフリー交流会 in 西三河

約130名の参加者がイキイキと交流

誰もが気軽に参加できるバリアフリー交流会。障害のある人たちと、仕事体験や交流を通じて、関わりの一歩を踏み出す場として定期的に開催しています。

次の一歩へ

第22回を迎えたバリアフリー交流会は、西尾市のスズキ&アソシエイツ(株)にて開催され、仕事体験を希望する32名、会員44名(うち西三河支部会員21名)を含め、総勢129名が集いました。

仕事体験ブースには、愛知労働局と会員企業11社で15種の仕事を出展しました。スズキ&アソシエイツの鈴木学氏は、10年ほど前にバリアフリー交流会を見学し、4年前に障害のあるK君を雇用しました。今回は日頃K君が働いているピッキングや出荷の現場で作業を体験しました。今回は3社が仕事体験ブースに初出展し、他支部の皆さんの参加も多く、「関わりをきっかけに次の一歩へ」の実践が広がっています。

出荷作業の手順を説明するK君(左)

交流タイムの「会社のことを聞いてみよう」では、仕事を指導した側は教えながら気づいたこと、参加者からは体験してわかったことが意見交換されました。保護者の皆さんからは、障害のある社員の通勤方法など、働き方の具体的な質問が出されました。

「障害者と一緒に働く中で大切にしていることは」との質問に、雇用企業の皆さんは「その人の成長を信じること」をあげ、「そのために安心して話せる環境や特性に合わせて成長を支える風土をつくり出している」と答えていました。

未来に希望を

交流の最中、地元の長老の方が挙手して、「スズキ&アソシエイツさんは毎朝近所の清掃をしておられ、感心していた。今日は、同じように志の高い経営者がたくさんいると知り、未来に希望を感じた」と述べられ、一同背筋が伸びる場面もありました。

閉会あいさつでは、愛知同友会会長の高瀬喜照氏が「会社がその地域にあるということの価値、そこで一緒に働く社員の仕事ぶり、誇りとやりがい、そして人間尊重の経営の尊さをありのまま発信できた。会員のつながりの輪を広げ、みんなで働く環境をつくり出していこう」と呼びかけました。

バリアフリー交流会 in 西三河