一緒に働き成長する
~新入社員研修会

2社から2名が参加
特別支援学校等の卒業生を対象とした「新入社員研修会」が開催され、初参加の企業2社から2名の新入社員が参加しました。研修会の目的は、緊張を和らげる、社会人へと気持ちを切り替える、仲間をつくる、の3つです。
18歳で卒業した新入社員たちは、学校から社会へと環境が様変わりし、大きな緊張感を抱いて入社してきます。こうした気持ちを和らげながら、社会人として必要な知識やマナーを座学と体験を通して学びました。運営は参加企業の会員経営者と障害者自立応援委員会のメンバーが連携し、手づくりのカリキュラムを用いてアットホームな研修会となりました。
研修は「あいさつ」の大切さから始まり、「給料の使い方」では事例を交えて「こんな時はどうしたらよいのか」と一緒に考えながら学んでいきました。「ホウレンソウ」のワークでは、指示書通りにお菓子を組み合わせて袋詰めし、作業途中に迷ったら聞く、終わったら報告するという体験を通し、仕事の基本を確認していきました。
会員同士も学び合う
「先輩社員の体験」では、昨年(株)MRTに入社した社員から、入社時の思い、乗り越えてきたこと、現場での工夫、働くことの面白さ、余暇時間の過ごし方などを発表いただきました。身近な存在の先輩社員の話に、研修生は興味深く聞き入っていました。
講師を務めた会員経営者は障害者雇用の経験も豊富で、研修生たちとの自然なやり取りに、初めて雇用した経営者からは「関わり方の気づきも多くあった」と感想が寄せられました。
1日の締めくくりは、これからどう頑張っていくかを具体的に考え、各自、仕事とプライベートの目標を掲げて発表しました。研修生2名には笑顔が見られ、9月のフォローアップ研修会での再会を約束し、研修会を終えました。