活動報告

女性経営者の会「愛彩」5月23日

人間尊重経営を実践し、女性が活躍できる社会を目指そう

村田 千世子氏  (株)マイ.ビジネスサービス.

村田 千世子氏

自社が苦しい時こそ同友会で素直に学んで

女性経営者の会「愛彩」の5月例会がオンラインで開催され、愛彩会長の村田千世子氏から今年度の活動方針と、これまで同友会の学びをどのように自社で実践してきたかが報告されました。

経営を学ぶ場を自ら求めて2007年に入会した村田氏は、自社が苦しい時こそ同友会に参加し続け、仲間からの学びを素直に自社経営に生かしたことで救われたといいます。特に、経営危機を乗り越える際には、同友会の仲間からのアドバイスが大きな支えになったといいます。

そんな村田氏は自社を自立型企業へと成長させるべく、経営指針のブラッシュアップや労使関係の深化に取り組み続けています。その結果、社員のモチベーションや生産性の向上にもつながっているといいます。

人間尊重経営の自社実践を考える参加者

変えるべきか否かを見極めつつ改革を

2022年に思いがけず愛彩の会長代理となった村田氏は、翌年から正式に会長に就任しました。「右も左も分からず、無我夢中で駆け抜けた」と当時を振り返り、仲間の声に耳を傾けることの大切さを再認識したといいます。さまざまな意見に触れることで視野が広がり、より良い経営判断ができるようになったと語ります。一方で、昨年度の例会のなかで「愛彩は今のままで良いのか」との厳しい意見も寄せられ、村田氏を含む愛彩役員たちは半年にわたって対話と意見収集を行い、メンバーの期待に応えるための真剣な議論を重ねてきました。

今年は愛彩発足から10年の節目を迎えます。「次世代の女性経営者のためにも、変えるべきものと変えざるべきものを見極めて、愛彩の改革を進めたい」と、村田氏は力を込めます。改革を通じて、愛彩がさらに魅力的な組織になることを目指しています。

最後に、「同友会に入った目的を今一度思い出してほしい。同友会は自社を発展させるために経営者同士が謙虚に学び合う場。みんなで一緒に成長しましょう」と呼びかけました。村田氏の熱意ある言葉は参加者の心に深く響き、共感を呼びました。