産学連携の新たな挑戦
~名古屋芸大の学生が会員企業を訪問取材

地域社会と連携する各地同友会の取り組み
他県同友会では、地元の学校や学生と協力しながら共同求人活動を進めています。
たとえば宮城同友会では、「地域で若者を育て、地域に若者を残す」というスローガンのもと、地元の若者たちに向けて2009年より就職ガイダンスを開催しています。また、群馬同友会では2019年より地域の学校関係者や学生、経営者・社員を巻き込んだ社会連携シンポジウムを開催しており、徳島同友会では2014年より会員企業にて新任教員の職業体験を受け入れています。
愛知同友会でも、今年度より名古屋芸術大学の協力を得て、来年度の求人ポスターやガイドブックのデザイン、社員インタビューを学生視点で作成してもらうプロジェクトを作りました。3年生3名が手を挙げてくれました。
求人ポスターや冊子を名芸大生がデザイン
今回は、モノづくり企業としてサン樹脂(株)、まちづくり企業として(株)加藤設計、くらしと仕事を支える企業として(株)明治ライアスを学生が企業訪問し、社員にインタビューした様子を伝えます。
インタビューでは学生から各社の若手社員に対し、会社との出合い(どういった就職活動をしたのか)や、社員・社長との距離感はどうかという質問が出されました。
「給料や休みも大切だけれども、それ以上にやりがいがある今の仕事が楽しい」という若手社員の声を聞き、学生からは「社会人になるのが不安だったが、働く人の実際のお話を聞いて、少し楽しみになった」との感想も聞かれました。
学生は自分たちの作成したポスターやガイドブックを参照しながら本格的に就職活動をすることになります。将来について悩みながらも、それぞれが信じた道を進んでくれることを期待します。学生の皆さんが夏休みを返上して作ってくれたものは、来年度の共同求人活動の場で大いに活用させていただきます。