活動報告

障害者自立応援委員会(10月4日)

経営者が一歩踏み出す!出会いの場
~バリアフリー交流会 in 名古屋

愛知同友会では人間尊重経営を目指し、会員各社が障害者と「一社一人関わる」運動を推進しています。バリアフリー交流会は、障害のある人たちと仕事体験や交流を通じて関わりの一歩を踏み出す場として開催しています。

バリアフリー交流会
バリアフリー交流会
バリアフリー交流会

3年ぶりの名古屋開催

第24回バリアフリー交流会は、名古屋第2支部の協力をいただき、3年ぶりの名古屋エリアでの開催となりました。会場となった千種区の吹上ホール(展望ホール)には、仕事体験を希望する27名、会員44名を含め、総勢94名が集いました。

午前の仕事体験では会員企業12社がブースを出展。そのうち11社が初めての参加で、活動に広がりが見られました。ブースには、手先の器用さが求められる作業からAIを用いた機器類の操作までさまざまに準備され、体験者は自分の可能性を探り、企業側は自社で何ができるか、課題は何かを見つめ直す機会となりました。

未来に希望を

午後の「仕事の話を聞いてみよう」の時間では、企業側からは教えながら気づいたことを、体験者からは仕事を通しての実感を交流。ある体験者から、「会場に入った途端、緊張で固まってしまったが、優しくブースへ案内してもらい、いろいろな仕事を体験することができた。自分にもできることがあると自信を持てた」と発言があり、会場から励ましの拍手が送られました。

障害者雇用企業への「一緒に働く時に大切にしていることは」との質問には、どの企業も「相手を思うコミュニケーション」と回答。安心して話せる環境や、特性に合わせて成長を支える風土をつくり出していることがわかりました。

閉会あいさつでは、障害者自立応援委員長の浅井順一氏が「会社がその地域にあるということの価値、そこで一緒に働く社員の仕事ぶり、誇りとやりがい、そして人間尊重の経営を発信できた。仕事体験の皆さんは自分の可能性を信じて、会員の皆さんは今日を契機に関わりの可能性を見つけてほしい」と締めくくりました。