あてにし、あてにされる関係づくり
太郎良 浩次氏 (株)アーツネットウェーブ

第26期社員と学ぶ共育講座・第1講座での太郎良浩次氏の報告概要を紹介します。
経営者の責任の重さを痛感する
弊社はクラウドや無線LAN、ネットワークの構築・運用支援などを手掛けており、「人と、社会と、つながる幸せ」を経営理念に掲げています。他人承継で2013年に代表取締役に就任し、翌年に同友会へ入会しました。
入会して、経営指針成文化に取り組みましたが、まだ自分の判断基準が「他者からの評価」であり、自分で決めることをしてこなかったこと、あまり社員を見ていないことに気づきながらも、出てきた課題を「黒字だから」と先送りにしていました。
しかしながら、コロナの影響や社員の雇用、賃上げもあり、課題が表面化しました。これは業務が属人化しており、成り行き任せだったことが原因です。改めて経営者の責任の重さを痛感し、社員と共に会社復活をかけて、再度「労使見解」に基づく経営指針作りに取りかかりました。

本当の意味での全社一丸体制を築く
新たに出来上がった方針には、「受け身から攻めへ」「判断を求める側から、判断をする側へ」を掲げました。その中で、社員に期待を伝え、挑戦することを大切にしたことで成果が自信につながり、結果として、あてにし、あてにされる関係、自主的に社員が行動する社内風土として醸成されてきたように思います。
あてにし、あてにされる関係の前提は経営者の姿勢にあります。社員が納得できる方針を打ち出し、経営者として必ず成果を出すことを約束する。そして社員を信じて任せ、実行してもらうことを続けてきました。その過程を経営者と社員が共に確認することで、経営者のためではない、全社一丸体制が築かれていきます。
経営者と社員、社員同士など、さまざまな関係があると思いますが、まずは自分の姿勢から見直すことが大切です。経営者と社員は立場と役割は違いますが、1つの命としては対等です。社員と経営者が共に「人間らしく生き合える」本当の意味での全社一丸体制を目指しましょう。









