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~障害者雇用の実践報告
岡田 泉氏 (株)岡建

下請けから元請けへ
報告者の岡田泉氏は、創業81年目となる岡建の3代目で、同友会に入会して18年になります。入会当時は、年間売り上げの6割を1社に依存しており、その行き詰まり感を何とか変えようと暗中模索の日々でした。
そのような時、同友会での経営談義が、岡田氏を励まし後押ししてくれたそうです。10年後、岡田氏は石垣補強の新工法に出合い、活路を見出します。社員と一緒に新工法の技術を習得し、2020年、覚悟を決めて脱下請けへと舵を切りました。
現在は、減災工事の専門家として石垣の多い地元岡崎市を中心に、西三河地域を商圏とする元請け業者になっています。
同友会での学びは、事業戦略だけではありません。社員を大切にすることの意味を先輩たちの姿勢から体得していった岡田氏は、「自主・民主・連帯の精神」に普遍的な価値を見出し、自社経営にいかしてきました。尊敬する先輩から「儲かったら、必ず社員に還元せよ」と強く進言され、今もモットーにしているそうです。
人生をかけた入社
下請け当時は、障害者雇用を勧められても、自社で幸せにできるかという不安が頭をもたげたという岡田氏。しかし、障害者と関わることへの抵抗感が無意識にあったかもしれないと振り返ります。
そんな岡田氏の意識を変えたきっかけは、人手不足でした。地区のグループ会でその悩みを相談すると、障害者雇用をしている会員から「うちの会社を見に来たら」と誘われ、現場で生き生きと働く社員の姿に目を奪われました。自社でも障害者雇用をしたいと地域の福祉事業団に相談をすると、後日I君を紹介されました。
実習後、I君から岡建で働きたいとの希望があり、今年4月に入社となりました。入社の決め手となったのは「岡建の人はみな優しいから」と聞いた岡田氏は、社員への感謝の気持ちでいっぱいになったといいます。
初めての障害者雇用はスタートしたばかりです。岡田氏は、「I君が人生をかけて入社してくれたことを決して忘れず、課題を一緒に乗り越えていきたい」と報告を締めくくりました。









