誰もが「働き続けたい」職場をめざして
山内 郁生氏 (株)町井製作所

共同求人委員会と共育委員会の合同企画で町井製作所(刈谷地区)を訪問し、14名が参加しました。
同社では外国人や、障害を持つ方たちの雇用も積極的に行っています。今回は、同社専務取締役の山内郁生氏より採用・共育の視点で、どのように会社を変えようとしてきたのかをお話しいただきました。
共育の重要性
当社は、金型の製造およびプレス加工、溶接加工の一貫生産を強みにしています。230名近くの社員が働いており、内訳では外国籍の社員が半分以上で、障害を持つ社員も19名働いています。
私は、取締役の立場として2018年に入社しました。当時は社員の離職が多く、何とかしたいとの気持ちでしたが、現場の不満は募り、離職は止まりませんでした。とにかく「採用したい」という想いから同友会へ入会しました。社員の不満に直結する職場環境の改善はもちろんですが、結局は経営者の責任、社員との向き合い方(社内コミュニケーション不足)が問題で、必要なのは共育ちの考え方だと気付かされました。
入会翌年からは、経営指針書の作成、共育講座への参加、中途採用に取り掛かりました。共育講座には、将来の幹部候補と4年間で6名が参加しています。今年は経営者として9年目、同友会に入会し5年目、新卒採用にも取り組み、10月に代表取締役社長就任予定です。採用に関しては現段階で2名に内定を出し、来年度入社予定です。
働きやすい職場の実現に向けて
経営理念には、「喜ばれるものづくり、ひとのわ」を掲げました。当社の強みは、一貫生産が行えること、多様な働き方ができ、人材がいることです。私は障害者雇用について、雇用率よりもマッチングが重要だと考えています。また、自社だけで完結せずに、専門家の知恵や知識も借りつつ、既存社員の負荷にならないように取り組んでいます。
どのような条件の人でも働けるよう、人と機械が協調する働き方を目指しています。危険な仕事は機械に任せて安全性を担保し、人的なミスを減らしています。物理的な働きやすさ(空調の完備、機械化など)はできる範囲で徐々に取り入れており、次は「働き続けたい」につなげる転換が必要だと思っています。
「働きやすい」から「働き続けたい」と思える職場にするために何が必要か、一緒に考えていきましょう。









